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バーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」が伊勢志摩サミット会場を飾り、文化遺産保護を世界に訴えました。

[伊勢志摩サミット会場での展示風景]
サミットでの展示品は復元された天井壁画の約60%サイズを平面図にして制作されました。
私たちのバーミヤン東大仏天井壁画復元への挑戦は、過激派組織による『文化遺産破壊行為』に対するカウンターメッセージでもあります。
文化遺産を破壊することは、われわれ人類の歴史を否定することであり、先人達が営々と育んできたかけがえのない文化を陵辱するものです。
 「もの」や「形」は壊しても、そこに込められた「こころ」は残ります。現代の最先端技術と藝大が持つ伝統的な技が結びつけば、その「こころ」の再生を、こうした『クローン文化財』の復元といった形で行うことも出来るのです。
 日本が「文化大国」を標榜するのならば、世界に率先して文化財の保存と保護、そして復元に取り組むことが必要です。今回の私たちのプロジェクトが、その先陣を切るものになればと願っています。    
東京藝術大学アフガニスタン
特別企画展実行委員会
 井上 隆史 【東京藝術大学客員教授】
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